世代間境界 (generation boundary)

 家族システム論のなかで用いられる概念です。
 夫婦システムと子どもシステムの間に想定される境界をさします。
 夫婦システムや子どもシステムとは、家族をシステムとして考えた場合、そのシステムを構成する下位システムです。健康な家族では、適度な世代間境界があるとされます。

 不登校児の家庭は、往々にして、家族システム内部で、母子の下位システムが強固な境界を形成しています。
 そのため、両親と子どもたちとの間に世代間境界が崩れていることが多々あります。
 しかも、子どもと母親の関係は、密着しながらも葛藤をはらんでいます。
 結果、子どもの個人システムも母親の個人システムもお互いに境界が侵害され、一方の不安がすぐさま他方の不安となりやすくなります。
 母子の二つの個人システムはお互いの自立性を奪うほどまでに絡み合っているのです。
 こうした状況で、しばしば子どもの家庭内暴力が発生します。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク