行動描写法 (specimen records method)

 逸話記録法(anecdotal record method)や、エピソード記録法(episode record method)ともよばれます。
 生起した行動をいつ誰が誰に何をしたという形で直接的に描写します。観察すべき行動をあらかじめきめておかずに、日常的な流れの中で環境要因と行動を自由に記述します。
 観察された状況、つまりその時間や場所、前後の文脈も描写する必要があります。
 対象者の側の事柄だけでなく、観察者の側に感じられた印象も同時に記述しておくと分析の際に役に立ちます。

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長所と短所

長所

  • 全体的なプロセスを把握できる
  • リアルに対象を表現できる
  • 比較的簡単に行える。時間や特別な設定・装置がいらない。
  • 複雑な行動の全範囲を豊かにとらえられる。
  • 自然状況の中の行動が研究できる。
  • 記録はいつでも何度でも見ることができる。
  • 行動の意味や発達に対する仮説を生みだせる。

短所

  • 記録に手間がかかる
  • 観察者の判断によるバイアスがかかりやすい
  • 記録される逸話の選択に偏りが生じる。
  • 観察に時間がかかる
  • データを量化するのが難しい
  • 信頼性、妥当性を保証するのが難しい
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