解離性健忘 (dissociative amnesia)

 解離性障害の中で最も多いのが、この解離性健忘です。
 精神的なショック体験から記憶を喪失してしまうものです。
 ある一定期間の記憶のみを忘れてしまう場合と、生活史(生涯の歴史)の全てを忘れてしまう場合があります。
 ただし、生活史と関係ない記憶や新しい情報を取り入れる能力は保たれています。そのため、相応の社会生活を送ることはできます。
 大半は、いずれ記憶が回復します。

 記憶喪失は、物質依存や脳の障害の場合にも多く見られます。しかし、それらのものと解離性健忘による記憶喪失とはかなり容易に区別されます。
 退行性の脳の障害の場合には、記憶は時間をかけてゆっくり失われていきます。解離性健忘において記憶喪失が起きるのは突発的です。
 また、事故や物質依存で脳に損傷を受けた場合の記憶喪失は、事故や乱用した物質がその記憶喪失に関わっていることが容易にわかります。

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