バランス理論

 バランス理論とは、人が相手に持つ態度は、自分と相手とある対象がどう関係するかによって決まるという理論のことです。
 認知的均衡理論とも呼ばれ、アメリカの心理学者であるフリッツ・ハイダーによって提唱されました。

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P-O-Xモデル

 バランス理論は、P-O-Xモデルというもので説明されます。
 P-O-Xの意味は以下のとおりです。

  • P;認知の主体である人
  • O:「P」と関係のある他者
  • X:認知の対象である事物

 その上で、以下のそれぞれの関係についてを考えます。

  • 「P」の「O」に対する認識
  • 「P」の「X」に対する認識
  • 「O」の「X」に対する認識

 これらの認識について、好意的な物を「+」、否定的な物を「-」で表されます。
 認識についての「+」と「-」の関係で、均衡状態と不均衡状態に分けられます。
 均衡状態とは特に葛藤が生まれない状態で、不均衡状態とは葛藤が生じる状態のことです。

均衡状態

 均衡状態に属する関係は以下の通りです。

  • 「P」→「O」、「P」→「X」、「O」→「X」の3つの認識が全て良好
  • 3つの認識の中で好意的なもの(「+」)が1つのみ(3つの認識の符号の積が正)

不均衡状態

 不均衡状態に属する関係は以下の通りです。

  • 3つの認識が全て「-」で表せる場合
  • 3つの認識の中で好意的なもの(「+」)が2つ、残り1つは否定的な(「-」)場合

不均衡状態の場合

 認知の主体である「P」は、状態に置かれると不快感や葛藤を覚えます
 そのため、「P」は均衡状態に近づけるために以下のことなどをします。

  • 「O」に対する認識を変更しようとする
  • 「X」に対する認識を変更しようとする
  • 「O」の「X」に対する認識を変更しようとする
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